あみぐるみ

gogoemipon2007-03-14

[ETC] またまたゴブサタでございます。

さ、明日から平常運転だ、と思い続けて早や半月。

なぜかいろいろ用事が入ってくるのです。blogってクセみたいなもの、というか空いちゃうとダメですね。

しかもモノワスレがひどくなり、「あ、これでblog書こう」と思ってたことがどんどん消去されてしまうのだー。

いろいろと思うことあり、ご報告あり、ですがボチボチと続けて行きますので、たまに見に来てくださいね。



さて、最近のブームは「あみぐるみ」です。

以前にもちょっとハマリかけたことがあったのですが、どうも面白くない。手芸というのは基本的に「先生の見本と寸分たがわぬモノを作る」のがスタートです。刺繍しかり、パッチワークしかり、人形制作しかり。これは基本的なスキルや流れをつかむためには重要で、ここを乗り越えてオリジナリティを模索していくわけです。ただ、なかなかそのステップが踏めない。わたしは以前手芸雑誌の仕事をしていたのですが、「参考作品」とだけ出すと、型紙と作り方がのってませんでしたっと抗議がきてしまう。自分だけのもの、という作品を作っていただきたいものだといろいろ工夫した連載もやってみたのですが伝わりにくいのですねぇ。

で、あみぐるみ。以前ハマリかけた時は本を参考に作り始めたのですが、今回は編み図も出来上がり見本もないチャレンジ。だいたい自分の好きに作る、というタイプなので以前「お手本」で作るのが楽しくなかったと思われる。

今回のきっかけは「ほぼ日刊イトイ新聞」での「男子あみぐるみ部」でした。男性4人の部員(おぢさんたち)が自分の編みたいもの、作りたいものをとにかく編んじゃおうという企画で、これがスバラシイ。わたしはこれを見て触発され、先日はあみぐるみ部の卒展にも行ってきました。

そして自分が編み始めるとなると、どこにも作り方があるわけじゃなし、完成形は浮かぶもののどうしたもんかと悩む。友人の励ましもあって、出来上がりの絵を描いて進める。と、その時気づいた。「そうか、編み方がわかってもそれを形にするにはもうひとつステップがいるのだな」ということ。たとえばそうやって完成形を書いてみる、丸くしたかったらこのくらいの按配で目数を増やす、など、「先生のお手本」から「完全オリジナル」までの間の川。昔連載していたころ、その川を渡るための船頭さんを務めようとしていなかったかも。

いまさら反省しても遅いが、これから先も教え、教えられ、という局面があるやもしれぬ。どっちの側にも立てるような思考力・感性を持たないと、と思ったのであった。

いずれあみぐるみ、お見せしますわー。ぎんぐりあみぐるみ部だー。



今日の一枚  「 !? なにそれ!」