ハウルの動く城

[CINEMA]「ハウルの動く城」鑑賞。私との約束をバホッと煙のように忘れたオットに
代わってwithムスコ。

力作です。プレミアの批評からはマイナスな話が聞こえていたのであまり期待しないようにして見たけれど思ってたよりずっと高評価。

まず「城」が素晴らしい。オープニングの霧にけむるその足元を見て「あぁ、来てよかった」と思いましたね。その造形のすばらしさはジブリの真骨頂。後半崩壊していく様もそれぞれうまくていい出来です〜。ミニチュアフィギュアがあれば欲しかったのにショップでは大きいのしかなかった。ぜひ作ってもらいたい。

吹き替えについては、不評とされてた木村拓哉のハウルは別に問題なかった。感情がこもるシーンの台詞などに多少キムタクが入っていたけど全体的にはちゃんとハウルになっていていいかんじ。ただねー、倍賞智恵子さんは違うと思う〜。あの声で少女はいくらなんでもムリでしょう。妹としゃべるシーンなんかすごい違和感。もともと彼女の声が好きじゃない、というのもあるのだけど老女の方はまだしも。映像の演出として老女・少女の切り替えがけっこうあるので難しいだろうとは思うが声質の近い声優さんと2人のほうがよかったんじゃないかなぁ。美輪さんはあいかわらずグーです。

そしてストーリーは、うーむ。本線のストーリーのために「戦争」を持ってくるのはとても不快。だいたいこれなんで戦争がからまないとダメなの？ジブリって飛行船とか船とか出したいだけ？と見ていたらさいごに来て、はぁ？！。このエンディングが浅くて全然ダメ。ミステリでもずーっとそれなりによく出来てて面白く読んでたのに「このオチかいっ」みたいなまとめかた。や、まとまってないし全然、と突っ込みまくる。カブちゃんもそのままでよろしい！シンプルに「魔法と呪いと恋物語」でいいのになー、というのが感想。でも、見に行こうかな、どうしようかな、という友達には絶賛はしないけど「おもしろかったよ」ていうなぁ、多分。

でもって「ゴジラ・ファイナルウォーズ」の予告編には掴まれました〜、笑えるわ〜。これは必見、X星人もでるんだよぉ〜。多分行きます。

それと帰りにプレステ2薄型購入。後は27日を待つばかりだー。


今日の一枚　「なんだか不機嫌」