ドキドキパニック

gogoemipon2005-06-27

[CATS] 先週始めにぐりたんの避妊手術をすることになっていた。若旦那との赤ちゃんがいたら可愛いだろうなぁ、などと思ってみても若旦那はすでに手術済み。同じ女でこどもを産めないカラダにしてしまうことにいささかの逡巡を抱く女性飼い主は多いと聞く。そんなキモチもわかる。ただ、赤ちゃんを、と思わないならheatが繰り返し起きるのにお相手がいなければすごくストレスになるし、避妊手術時の麻酔のリスクと未手術の子に多いと言われる婦人系疾患発症のリスクなどと秤にかけると、やっぱりうちはこの時期に手術の決断。

午前中に病院に連れて行く。何も食べさせてもらってないのでご機嫌斜め。出がけには久々の若旦那「行くな攻撃」が。小さいとき、留守番させると玄関に続くドアのところでわたしやオットの足にしがみつき脛をガブガブ噛む、という得意技を炸裂させていた。今はめったにやらないがごくたまに出る。何だかいつもと違うと察したのか?ふりほどいて病院へ。

預けて帰ると若旦那はぐりを探すこともなく、ノビノビひるね。午後すぐにDr.から電話がきた。あれ?早いな、おかしいなとイヤな予感。術前の血液検査で一項目異常値が出たとのことで手術は中止するという。えええ!どうも心機能に関する数字が異常に高いので最悪の場合心筋症かも、と。ひどくぶつけたりすると高くなることもあるし、原因不明で一過性の場合もあるらしい。受話器を持つ手が震える。「これからレントゲンと心エコーの検査をしたいのですが、いいですか?」「もちろんです、必要な検査は全部お願いします!」と答え、夕方お迎えに行くことになった。

それから家を出るまでの1時間、心筋症の検索しまくりだー。高齢猫に多く、けっこうシビア。一度の発作でそのまま、ということも。元気いっぱい、弾丸のように走るぐりたんだけど、無症状で静かに進行する場合もあるようだ。

かわいくて甘えんぼでへんちくなぐりたん。まだ1才にもならないのに何でっ?とわたしの心臓がバクバクする。いや、早期発見なら早期治療が出来るんだ、がんばろう、と気を取り直してお迎えに。

そして検査結果は「レントゲンもエコーも全く異常なしですよー。とりあえず良かったです」と。ハァーと安堵で診察台にくずおれるわたくし。2週後に再び血液検査をして異常値が続くようなら大学病院で精密検査してもらうことになった。

「心臓だけでなく筋肉の損傷とかでも数字が高くなるんですよ、交通事故にあった猫ちゃんとかね。ぎんちゃんとすごく暴れてぶつけた、とかありました?うーん、それにしても値が高いかあ。」とDr.のお話。ちょっと!若旦那! あなたのフライング・ボディアタックのせいじゃないでしょうね?5kgのからだでソファの上から飛びかかるんじゃないっ。

ともあれ、まずはひと安心。次の検査では落ち着いているといいんだけど。1日ごはん抜きで検査でいじくりまわされたと言わんばかりでお嬢さんはすごくふきげん。こちらもクタクタで帰りましたわ。



今日の一枚  「アタシだってつかれたもん」