パリ その1

gogoemipon2005-09-12

[ETC] パリといえば「蚤の市」
お昼前のフライトで12時間乗って到着は夕方4時。ついた日は1日が長いので朦朧とした。でも、翌日は日曜日、行きましたよ、「蚤の市」。パリの地下鉄は一律料金なので回数券を買っておけばすごく便利。1週間パスというのもあるのだけど、それは月曜〜日曜の単位なのでとりあえずは回数券を使ってみる。自動改札を通れば降車後はチケットの回収もなく出るだけ。乗りまくってました。

地下鉄でクリニャンクールの蚤の市へ。駅からぼちぼちと歩いていくとずら〜っと出店が並ぶ。世界中どこでもあるよなパリみやげ(エッフェル塔キーホルダーとか、凱旋門ライターのたぐい)やしょうもないTシャツがぶらさがっている。

「ねー、こんなんじゃないよ、アンティークとかそういうのがあるんだよ。間違ってない?」と早くも何の根拠もないくせに「こっちだ」と歩くオットと悪いムードに。

かなり歩いたのにそんなテキ屋の集団ばかりに疲れカフェで一服。パリはそこらじゅうカフェばっかりなのでひとやすみ出来るとこがいいのだ。

ちょっと元気を取り戻して歩くと、あったあった、骨董街。これを取り巻くようにいろいろ店が出てたわけだ。そしてそのアンティークショップの数々はどこも面白い。ビーズやボタンをたくさん置く店、古い家具、シャンデリアの部品や細工物のドアノブ、古い人形、たくさんの銀器。もう見切れない。一日かかっても見切れない。

ところでわたし、アレの置物をコレクションしてるんです。絶滅してしまえばいい、と思っているほどキライなアレ、ケロケロ。我が家の庭に2度ほど出現したときはオットから「警察呼ばれるぞ、オマエ、ほんとに」と言われたほどの悲鳴をあげた。それだけキライなもんでアレデザインのものがいちはやく目に入っちゃうんだな。で、それならいっそと集め始めたのだ。んで、見つけたの、かの地でも。小さな店の小さなガラスのショーケース。キレイなキミドリのアレが向こうを向いている。店主のでっかいオジサンは全く英語を解してくれず、身振り手振りで出して見せてもらう。ひっくり返すと何だかメーカーロゴがあって説明してくれるんだけど、わかんないもん、フランス語。何か「アンティークものだよ」と言っている様だ。ふと見るとむーと広い口にポツポツ穴が開いている。あっ、わかった、これってペッパー入れだっ!いいな、欲しいな。電卓で値段を出してもらうとこれが120ユーロ!おいっ、これがそんな高いのっ!? 16800円だぞ、わたしの交換レートじゃ! べーりーえくすぺんしぶ、と店を出たのだった。

でもね、帰国が近づくにつれ、何で値切って買ってこなかったんだろ.....と後悔の嵐。思ってみても蚤の市は週末だけ。やってる店もあるらしいがスケジュールは詰まっている。実は今回のパリ、一部母といっしょ。彼女はわたしたちの帰国後も滞在し、蚤の市も行く予定だと言う。頼んだわぁ〜。店の位置も地図に書き、お願いしてある。買えてたらいいなぁ〜。

その後ホテルのそばの雑貨屋でいっこアレ購入。せめて1個くらいはパリの思い出にしたいと思ってさ。若旦那どーですかい?



今日の一枚  「なんだよ、やるのかっ!」