パリ その3

gogoemipon2005-09-14

ETC] パリといえばルーブル。

のつづき。
ドノン翼は絵画が中心でじっくり見なくちゃ、なんだけどさ、同行のオットは早々に「オレ、もうオナカいっぱい」

いや、絵画そのものじゃなくて「宗教画」に。まー、どっちを向いても聖母子像に磔刑図、サロメのモチーフもてんこ盛り。キリストのわき腹からビュービュー血が吹いてるのや生首を朝イチでこんなに見せられてもねぇ。わたしは宗教学校育ちなのでまだイイが、宗派的には聖母マリアは単にヨセフさんの奥さん。馴染みがないとゆーか、しっくりは来ない。二人とも「あー、ハイハイ」になってしまうのだった。がんばろうよ、次はいよいよモナリザだよー。

さて、ダヴィンチ。いや、なめてました、わたし。あまりに有名な天才で絵は余技、というお方。濃暗色の背景に浮かぶあの光と影の肖像。特に「洗礼者聖ヨハネ」のすんごいこと!ダヴィンチ以後、あの背景に肖像という構図が広がって、他の画家達の作品も展示されているのだが、同じなのは単に構成だけで、その背景の深み、肖像の肌、もう全くもって別物。ヨハネを見ていると生々しくて怖くなってくる。なに?そのアンタの目はっ!

モナリザ」前はもう外国人はおろか、おのぼりフランス人だって一緒に写真に収まるべく押すな押すなで。よく日本人は絵も見ないで写真ばかり、といわれるが何人だって一緒ですー。でも、画集では絶対に味わえないすばらしさ、てかナマしかないわねー、美術もん。

ドノンにはすんごいお宝もある。ルイ15世戴冠式の王冠にナポレオンの2番目の奥さんの首飾りセット!エメラルド32個にダイヤは1138個でっせ、オクサン。このガラスケースには他にもパールのティアラ、サファイアのセット、137カラットのダイヤ、と、まー目もくらむ数々。わたしを含めて各国のご婦人方かぶりつき、遠巻きにするダンナ群。写真を撮っていたオットから「口を閉じろっ」とお声がかかったわ。

何とかドノン翼を終了するともうお昼。あちゃ。館内のカフェでサンドイッチをパクパク食べ、再びリシュリー・シュリー翼へ戻ったものの、もちろん見切る前に足がツブレ、ぜんぶで6時間程でギブアップとなりましたぁ。



さて、ハハから無事帰国と連絡が!アレは?アレは?

「えみちゃん、カエルの事なんだけど...」

ハハの手にアレはあるのか! 詳細は明日!



今日の一枚  「アレよね、コレ」 「だろ」 「ほしい....」   シェリー翼エジプト美術品