パリ その5

gogoemipon2005-09-16

[ETC] パリといえば犬。

これも違うか。

だけど町にはわんこがいっぱい。リード付き・ノーリード半々くらいだ。大きさは全く関係なく、ベビーカーの横をガードするように歩くレトリーバーは悠然とノーリード、杢グレイのトイプーはそっくりな髪のおばあちゃまにキープされている。2匹つれているひとはたいてい片方はリードを付けている。ここでも50%ってかんじ。カフェのテーブル下で日差しをよけてお茶の時間おとなしくしてる子、ベンチで新聞を読むおじいさんのまわりでぐるぐるしているでぶのシェパード、みんなノーリード。街中で一度も吠え声を聞いた覚えが無い。口輪でリードの子もいたけれど、ちゃんとしつけがされてるんだなぁ、ヨーロッパはやはり成熟されている、うんうん。と、思ってたんだ。でもね、

「写真撮ってもいいですか?」

「もちろん!ホラ○○!座って!」

だーれも言う事聞きゃしない。わほっわほっとよろこんでいるだけ。なんなんだ、きみたち。コマンドなんかなーんにも。でも吠えたり、どっか行っちゃったりむやみに走ったりしない。

道端で飼い主が誰かとおしゃべりしてると、待っている子は半径3m位のエリアで好き勝手にフンフンしたりマーキングしたり、時間をつぶしてる。立ち話が終了して飼い主が歩き出してもフンフン。こんどは飼い主のほうがちょっと待ってる、という光景も見たし、むくむくの子がじぃーっと店の中にいるらしいご主人を待ってたり。どちらもリードは付けられていない。うん、なんだかいいかんじだった。一緒に町で暮らす、ていうのかな。声もかけないし撫でもしない、ホメる声も聞こえない。ただ一緒に生きている、みたいな。ほんとのとこどうなのか、犬飼いでないのでわからないけど、町中いるわんこに不快の念を抱くことはいちども無かった。何が日本と違うんだろう。

でね、やっぱり多いよ、フレンチ・ブルドッグ。色もさまざま、本家だね。「今日の一枚」のこは蚤の市のアンティーク・ショップ前でひとりうろうろしていた。そこんちのわんこらしい。カメラを出すと、愛想良くハイタッチに来てくれたよん。



今日の一枚  「Ça va ?」