パリ その6
[ETC] パリといえばオルセー。
泊まったホテルからセーヌ川を挟んでお向かい。てくてくと歩く。チュルリー公園にはいつもジョガーがいっぱい。集団で走っているのも。ホテルの引き出しにはコースを書いた首にぶら下げるカードが入っていた。アメリカ人向けか?
古い駅舎だったオルセー美術館。中に入ると打って変わってモダンな造りで天然光がたっぷり、とてもキモチがいい。とにもかくにも最上階の印象派絵画エリアに向かう。
ゴッホ、セザンヌ、ルノアール、モネ、マネ、ドガ、ゴーギャン、ルソー、ミレーにロートレック。もう、クラクラしてしまう。しかも退色を避けるために厳重に管理されたパステル画や素描以外は目の前にズラズラ〜。ガラスが入っていない額ばかりで息がかかるまで目を近づけて見られる。これぁ、眩暈がするわ。ルーブルではオナカイッパイと途中ウンザリしてきてたオットはこの手の絵画が大好きなもんで、もう夢心地。
実際著名な作品の数々を見て感銘を受けるのは、単純ながら作品の大小を実感できるところも大きい。
「これってこんなに大きかったんだ」
「あー、これは、おれもっと小さいと思ってた」
画集では決して決して味わえないスバラシサ。ゆったり明るいスペースで間近に見られるヨロコビ。ほんとに感激したです。
最上階からひとつずつ降りていく。彫刻エリアでシロクマと撮影。
印象派画家たちが本格活動する前の作品群も1Fにあり、その作風の変遷が見てとれるのも興味深い。
お昼を過ぎて出てくると、もう入場制限するほどの見学者たち。わたしたちは開館前から並んで、まず最上階へと行ったのでノンビリゆったり鑑賞できた。
さてさてオルセー前にはブロンズのサイ。ヴェルサイユにもチュルリー公園にも動物が狩をしてるでかいブロンズ像がやたらある。フランスではスタンダードなもんなのかなぁ。神社に行くとよく狛犬を撮るわたし。広い場所では興味津々で見回しては探していた。「今日の一枚は」このサイです。
今日の一枚 「サボテンは食えんのか?」