パリ その7

[ETC]　パリといえば？

正味5日間でもいろいろ盛りだくさんに楽しんだ。

オペラ座にヴェルサイユ、ノートルダム寺院とサクレ・クール寺院。凱旋門のてっぺんにも登ったし(蚤の市からわたしを引き剥がしたオットにその足で連れて行かれた）セーヌ河沿いもてくてく歩いた。残念だったのは、すごく楽しみにしていたピカソ美術館が特別展開催のための準備で8割がた閉まっていた事。絶対にもう一度行かなくちゃ、だ。他にも見たかった美術館多数！



歩き回ってみると、不思議なことに、空襲や地震がなかった為に残るパリの石の文化に感嘆しつつ、自国の紙と木の文化の清々しさを思っている。古い建物、それもルイ14世時代の建築物に普通にひとが住んでるなんてスゴイ。こどもに残していける町を持っていることは本当にうらやましい。東京は日本の伝統文化を何も表せていない。2度の壊滅がそれを叶えられなかったにせよ、新しい街の建設にヴィジョンを持たなかった事、いわゆるアメリカ的なものを追ってしまった事が、東京を何の趣も無い都市にしちゃったんだな、とパリにいて思った。いくら古い建物だって中は近代設備になってるわけだけど、高層ビル群は一部のビジネスタウン。東京もエリア制限を強くすればよかったのに。そして川。江戸の町は東洋のヴェニスと言われたというのに。少しずつでも作り変えるチャンスはまだあるはず。在外邦人ほど日本の文化や政治を思う、というのはほんのわずかな滞在でも感じるくらいだもの、さぞや、と思う。



パリの街のそれほどにぎわっていないところの小さな店、日用雑貨や文房具用品、おもちゃ屋、みんなオシャレだぁー。オペラ座近くのデパートも行ってみたけど、ちっちゃい店のウィンドウ見て歩くのが楽しいっ。次はもっとゆったりノンビリ歩きたいなぁ。


今日の一枚　　「あたしも行くっ」　「次もオマエは留守番、オレは子守」