DVDを見よう！ 1

[CINEMA]　ふだんほとんどテレビを見ない。

朝の「めざまし」を時計代わりにつけて、ニュースやら流行りもんのチェック、続いてテレ朝の「スーパーモーニング」を30分ほど見て消す。
「めざまし」もくだらなすぎてダメなときは「やじうま」に変えて、コメンテーターに悪態をつく、という日も。夜はご飯の支度をしながら夕方のニュース。くらいなので、とんとテレビの前でじっとする、事が少ない。でもって見ようとおもって購入したDVDが溜まっていくんだよな。見なくっちゃ。

というわけで「DVDを見よう！」でございます。



「チャーリーとチョコレート工場」　　ティム・バートン



「ウォンカ」のチョコレートについたゴールデンチケットを手に入れたこどもたちが、ウォンカのチョコレート工場に招待されるという。貧しいチャーリー少年は幸運に恵まれて、おじいちゃんといっしょに工場へ。そこはふしぎな工場だった。

大好きなティム・バートンのへんちくりんな映画である。「シザーハンズ」「ビートルジュース」といったホラーコメディから「バットマン」「猿の惑星」などの大作、「ナイトメア・ビフォアクリスマス」「コープスブライド」等のストップモーション・アニメなど多彩で多才なバートン。

本作はバートンならでは。工場内はナイトメアの世界のような奇妙ぶり、ウンパランドからきたウンパ・ルンパ達のいきなりミュージカル、映画パロディ、などなどナンセンスなのに妙に細部が凝っている。相変わらず、キモイのに妙にかわいかったりするんだよ。

ナッツの選別と殻剥きを担当するリスたちは本物だ。このシーン短いけど、リスの無表情さが笑える。訓練には膨大な時間をかけたそうだ。

工場主ウィリー・ウォンカを演じるジョニー・デップがまた異常でいいかんじ。工場に入るときのセレモニーがヒドイというかスゴイんだけど、これを見ながら拍手して「いいでしょ？」と皆に聞くときのいっちゃてるぶりで、いっきにウィリーから目が離せなくなる。

どこをどう切り取っても「ナンダコリャ」なので、なにしろティム・バートンが好き、というひとにしか薦められないんですが、オススメですぅ。初回限定版には原作者ダールの短いドキュメントやリス訓練映像などのオマケ付き！



今日の一枚　　「オモシロイくない・・・」