最高だ! 〜バルセロナ〜

gogoemipon2006-04-01

[ETC] 最近の若旦那は猫小屋がお気に入り。

オットが入口に椅子を寄せたせい?ぐりこも一緒になって入ったり、夜はひとりでここで寝ているようだ。猫にとって「安心・安全」と思える隠れ場所があるのは精神的にもよいと、読んだような気もするし。オットの労力が報われて何よりです。



さて旅行。パリから乗り継ぎ計16時間でバルセロナに到着した。日はとっぷりと暮れ寒い。バルセロナカタルーニャ地方で言葉が違う。空港などの表示も標準語と英語合わせて3表記となっている。

しっかり眠って翌日は旅行のイチバンの目的ともいえる「ピカソ美術館」へ地下鉄で移動。

建物は13世紀のもので趣がある。ピカソが9歳の頃の作品から始まって年代順に見ていける。14〜15才のころ描かれた肖像画群は圧倒的。まさに天才というべき画力で素晴らしい。よく「どうしてピカソが好きなの?」と聞かれるのだが、うまく説明できないのだ。デッサン力、力強さ、色彩どれもすばらしい。でもそういう技術的なことじゃなくて、ピカソの作品を見ると、こう、ざわざわするのだわ。まっすぐにエネルギーが向かってくるというか押してくるというか。彼の作品には家族や身近な人々、彼自身が数多く登場していて、生きることと描くことは切っても切れない。喋るのと描くのが全く同じなので、見ていると、わかんないんだけど無視できない、というか聞くしかない、というか、そんな感じ。それがイヤじゃないんでしょうねー。

じっくり見て「美術館あたり」でぼーっとのぼせたまま終了。スペインではどこでも見かけたけれど、ちいちゃい子たちが先生に連れられていっぱい来ている。赤いひもでつながったり、前の子の洋服つかんでたりゾロゾロと。東京はあまりに広いので中々実現できないという側面があるにしても「幼稚園は動物園」的発想はどうか。わかってもわからなくても「本物」を見ておく、というシンプルな発想でもっと文化的な教育をすればいいのにな、と思うのだった。

この後はサグラダ・ファミリアへ。エレベーターで上がって徒歩で降りる、のだが、まー寒い寒い。風がビュンビュン吹き抜ける。寒がりなわたしは転ばずにせっせと下るばかりで鑑賞はそっちのけ。正面の柱の下でふんばるカメと記念撮影したのだけが印象深い。グエル邸は改装中で入れなかったしグエル公園も行けず。バルセロナはもいちどじっくり行かなくては、なのである。

「今日の一枚」はバルの前でご主人を待つわんこ。犬の数はパリより少なくノーリード率も低い。でもこうして待っているこはノーリードばかり。みんなかしこくてかわいいぞっ。



今日の一枚  「ちょとサムイですな」