入った! 〜アルハンブラ宮殿〜

gogoemipon2006-04-06

[ETC] ぐりたん、おめめパッチリ。

もう少しだけ目薬を続ける。よかったよかった。



Tがとても楽しみにしていたアルハンブラ宮殿。王宮前で入れないと拒否されてぼうぜんとしたわたしたち。入場制限時間というのはすなわち「王宮」に入るために設けられていたのだ。よくよくチケットを見れば、切取り部分が3ヶ所あり、門を入るときに切られたのはヘネラりーフェ(庭園)、残りが王宮とアルカサバ(砦)であった。しかも、王宮と書かれた切取り部分にはわざわざ矢印で時間制限があることを表示。返す返すもウカツであった。何しろどしゃぶりでカサを抱えるのに手一杯。チケットなんぞ入門したときにパパッとバッグに入れてしまったのだ。あ〜、わたしたち同様のんびりパラドールでお茶を飲んでいたアメリカ人親子も同じ羽目になってるかもなぁ。

ここでアルハンブラ宮殿個人旅行者情報です。わたしたちのようなミスを犯さぬようご注意ください。ツアーだとガイドさんがすべて手配してくれるので、まったくモンダイありません。チケットは前日までに予約購入可能(手数料がちょっとかかる。)平日ならグラナダ市中のBBVAという銀行で買えるし、インターネットで日本から予約していけば安心。BBVAのHPで5人分までOKだ。でもって時間制限のある王宮入場だけ気をつければいい。カルロス5世宮殿はフリーとなっている。

さて、わたしたち。もうもうTはガッカリを通り越している。大体アルハンブラ宮でキレイな写真を撮ろうと高性能なでかいデジカメまで購入したというのに、朝ホテルにいったんもどれるものと置いてきていた。誤算だらけだったのだ。

だが!このためにやってきたグラナダだ。午前の見学時間もまだある。事前学習は怠ってはいけないという10ユーロの授業料を払ったと思って、もういちどチケット売り場へ向かった。再購入して歩き出すと、雨がやみ薄日が差してきた。これでカメラも説明書きを読むための電子辞書も出しやすくなったじゃん。この時間でむしろよかったんだよと慰めあう。

やっと入った王宮はやはりすばらしかったです。ガイドなしのわたしたち、順路を進むたびにTがガイドブックを朗読してくれる。「大使の間」「二姉妹の間」「祈祷所」に「アラヤネスのパティオ」「ライオンのパティオ」などなど。迷宮のように続く部屋の数々、池や噴水を配したパティオではその水に建物が映りこんでいる。ヨーロッパの中のイスラム、というのはとてもエキゾチック。夏のアンダルシアの光の中だともっとそれが味わえるかなぁ。また来るには遠いですが。

夕食はホテルで。デザートにフルーツを頼んだらかごに盛り合わせのリンゴ・キウイ・バナナ・オレンジがドカッ。えーと、ナイフくらいは持ってきてよー。



今日の一枚はアラヤネスのパティオにいたシロちゃん。
 
こちらは浴室の天窓のあたりでくつろぐにゃん。日がさして来たからか、お手入れしてのんびり。