至福の時間 〜マドリード〜
[ETC] ついぐりたんご乱心の原因を考えてしまう。
何が起きたのか? やっぱり若旦那の毛玉ならぬ毛束嘔吐目撃かなぁ。あのガタイで身を震わせすごい音。あれで首がまわればミーガンも真っ青なホラーでぐりたんをビビらせたのか。絵的にけっこうコワイもんね。今日は何だかハイで午前中走り回ってたぐりたん。わからないやつ・・・。
さて、スペインの旅はいよいよマドリードへ。またも空路で1時間、到着ゲートを出るとYちゃんがニコニコ出迎えてくれた。スペイン在住画家Y君のニョーボでとっても美人。旅の前半、いろいろ辛いこともあったので彼女の笑顔を見てホッとする。マドリードは大都会でこれまたホッ。東京っ子はこーゆーとこじゃないとっ。マドリードは項目別で感想を。
まずは美術館。なんといってもプラド美術館。なんですが、うーん、そんなに好みではありません。が、プロのY君の解説つきでまわったので面白かった。ゴヤ、ルーベンス、エル・グレコ、そしてピカソがさまざまにそのモチーフを描いたベラスケスの「ラス・メニーナス」などなど。ベラスケスの肖像画はもうすごすぎで圧倒されるが、中でもとても印象深かったのは「キリストの磔刑」。今まで見てきたルネサンスやゴシックのものと全く違って宗教色が色濃くないが静謐で神々しさあふれる。すごいです。
ボッシュの「快楽の園」もぶっ飛んでてすごかった。
そして王立ソフィア王妃芸術センター。常設と特別展示があり古典から現代アートまで見られる。18世紀の病院だった建物なのだが正面にはすごくモダンなガラスのエレベータがありかっこいい。ここではなんといってもピカソの「ゲルニカ」。言葉にならない。つくづく来られてよかった、と思った次第。
ミロや現代アートの数々もすごくよくて、版画の構想が次々に浮かんでくるのでメモりまくる。現代アートを見ると何がなにやらワカラナイ、けど、とても触発されるので楽しい。ここはオススメ。たっぷり時間をとって見るとよいです。
もうひとつティッセン・ボルミネッサ美術館にも行った。ティッセンさんちの個人コレクションの美術館だよ、どんな大金持ちだよ、といいつつ見学。中世美術から現代まで800点以上所蔵、これをスペイン政府がそっくりお買い上げして公開されている。ドガやゴッホ、シャガールなどあり。ここもY君解説つき、お世話になりました♪
美術館見学は思ったより重労働なのでクッションのいい靴が絶対必要だね。特にヨーロッパは古い建物なので床が大理石やらで疲れる。そしていつも出るとぼーっと「美術館あたり」してしまう。それでもホンモノをゆっくり見られて本当に楽しかった。至福の時間でした。
今日の一枚 「あいつを怒らせるとマズイな・・・」