あたりまえよね
[ETC] にゃんずは寝てばかり。
大枚はたいてデジカメ修理したんだからね。もっと活発に動け、と思うのに。
最近の目ウロコな話。
スペイン語を習い始めて2年半。その成果は遅々として進まず。であるが、先日うわっと思うことがあった。
教材のCDを聞き取る、というのがあるのだが、この日は「心臓血管外科にインタビュー」というものだった。あんまり実用性はないよな、と思いつつ必死に聞く。知らない単語ばっかりであるが「OMSによると・・・」という部分でまた引っかかった。
「先生、OMSって何?」(スペイン語)
「ホラ、健康についての世界組織で、えー(と正式名称を書いてくれる)」(スペイン語)
「?。あっ、わかった!世界保健機構の事ね!ふー(WHO)」(日本語で叫ぶ)
そう、世界保健機構。Organizacion Mundial de la Saludである。略してOMS(おむす)。
日本で世界保健機構といえばWHO (the World Hearth Organization) と学校でも習う。倫社だったか、WHOやらIMFやら正式名称を書け、というテストもあったと記憶している。
でもさ、世界中でそうなわけじゃないのよ。当たり前の話なのだが、わたしにとって実にうわーという事実。今までまったく気にも留めずにいたのだった。世界の共通言語として英語はとても便利であろうし、そこを否定するつもりはまったくないのだが、学校でも普通にWHOと教えるというのは実に近視眼的発想なんじゃないだろうか。英語が通りがいいから、という事なのか。日本はやっぱりアメリカの方だけ向いているという気がしてしまう。
世界中、英語ができればそんなに困らない、というのは事実で、「まず英語」というのは非英語国の外国語教育としてはごく一般的なことと思う。でも、それがすべてではなく、ほかのたくさんの言語がある、ということ。略語ひとつ取っても言語が変われば変わるんだという当たり前な視点を持つ、というのがグローバル、なんじゃないか。
わたしがスペイン語を習う、と決めたのは頭も弱ってきて言語習得には最後のチャンスかもと思ったからだが、せひヨーロッパ語をやりたい、英語の次に話されている言語だしパエージャ好きだし、という単純なものだったけれど、言語を知るということは広い視点を得るという基本的な大切な要素なんだ、と改めて体験的に感じられたのであります。
国連はUN( the United Nations ) だけど、スペイン語ではONU( Organizacion de las Naciones Unidas )。ひっくり返ってることが特徴ですねー。IMFはモロにFMIです!
今日の一枚 「がんばれや」