いろいろかんがえる

gogoemipon2007-04-25

[ETC] 菜種梅雨っていうの?天気が悪い。

G.W.はいいお天気になるらしく。うちはどこにも遠出せず。毎年そうなんだけど。

連休前半はとりあえず猫の撮影会の予定です(笑)

お天気になるというし休日は車も少なくて静かなのでリード付でちょっと出てみる予定です。といってもベランダね(笑)



昨日実施された全国学力テストの件については新聞でもあちこちのblogで取り上げられている。学校格差とか結果の扱いとか、いろいろ懸念されることはあるけれど、今のこどもたちが何をどのくらい理解しているか、というのを量るのはある意味当然のことだと思う。文科省が指導要領を決めて教科書を認定している以上、その善し悪しや現況を把握しないでどうするわけ?と。

「生きる力」を育てる、というのはまことに結構なことだし、学力さえあればいいってもんじゃないけれど、国民が総じて一定以上の学力を持つ、ってすなわち国力でないの?その上でそれぞれの個性や指向があって「生きる力」なんじゃないのかねぇ。



最近のニュースでもうひとつひっかかったのが「魚名の差別語をなくす」話。これも各所で議論を呼んでいる。障害者がこうした魚名を耳に、あるいは目にして非常に不快、とされるとしたら仕方ないことなのか、とも思わないではないのだが、どうも学会の方で「こうした差別語を使い続ける見識のないトコ」と思われるのが嫌さに決めた感がある。魚名によらず、生物系にはこうした語を使うことは多いし、日常語の古い言い回しから何から全部排除、というのはいかにも息苦しい。

差別語なぞひとつも使わずに敬語を使って人を貶め、障害を揶揄して傷つけることはかんたんに出来る。本質は「言葉」にはない。

最近の社会に感じる息苦しさというのは他にもいろいろある。何でも成文化したり法律にするというのは問題が起きたときに対処しやすいし、それで恩恵や保障を得られるひと達も多いだろう。でもねぇ。この世のことってそんなに白黒つかないよ、と思うのよ。体外受精脳死という生き死には特にそうだし、差別の問題も全てに正邪善悪をつけて何とかならないのは先に書いた「差別語」を使う・使わないの一件ひとつとってもである。コンセンサスっていうけどそんなに簡単に決まるもんじゃない。

白黒つかないでグレーゾーン中であっちこっち流れているのはキッパリサッパリハッキリした世の中にならないので悪いことなのかなぁ。グレーが多いのはむしろ成熟なんじゃなかろうか。

相手が障害を持っていてもいなくても、その心情や立場を慮ってモノを言いましょう、それはただ言葉使いの問題じゃないですよ、というのを大人が子供にきちんと教育する。大人もお互い自省したりちょっと注意しあっていきましょうね、って法律の問題じゃないもんねー。何でも法律や文章になってないとダメな、見識や常識、オモイヤリのない国民にどんどんなってきちゃってるってことでしょうか。ハッキリしてないからこそ考え続けなくてはならない問題、というのがあると思うのでありました。



今日の一枚  「むずかしーねー」