おぉーい

渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催している「ルドンの黒」を見てきました。
印象派全盛のパリで黒を描き続けたオディロン・ルドン(1840-1916)の展覧会。詩的で冴え冴えとしてかなり難解。詩集や小説の扉絵や挿絵、版画集からも多く展示されていた。とても一般受けするとは言い難いけれどBunkamuraではこういう展覧会を企画してくれることが多いのでうれしい。                  2時間足らずとはいえひとつひとつ見ていくうちに異形な世界に取り込まれて、  会場を出てからもしばらく現世に戻って来られなくってボー。             誰かと同行だと呼び戻してくれるんですけどねー(笑) 
 「蜘蛛」 1887年 リトグラフ
美術展を見に行くといつも思うことだけど「キリスト教と美術」というのは深く結びついているので西洋美術史キリスト教への知識と理解が欠かせない。       もちろんアートはただ見て楽しむ、好悪で見る、のでいいけれど、歴史や宗教の背景がわかるとますます面白いのよね。小説を読む時と同じ。             系統立てて学んだことがないし、すぐゴチャゴチャになっちゃうんだよなぁ。
ルドンは岐阜県美術館のコレクションが国際的に名高いそうで。鵜飼リベンジの時にもうひとつ楽しみが出来ました。