コワイよぉー

寒い日々です。東京の雪の予報は外れたもののしんしんと冷えてますね。寒さのせいもあるのか足の治り具合はめきめき、というわけにも行きません。末梢神経のキズは治りにくいので仕方ありませんね。
こういう時は引きこもるのもやむなしではありますが気分転換に映画を見に出かけました。ティム・バートン監督の「スウィニー・トッド」です。いやー夢見そうな仕上がりでっせー。映画化は何度かしているのでDVDも出ています。なんでこんなにリメイクするわけ〜?悪趣味でスプラッタなのにミュージカルだし。ま、これはミュージカルの方がブラックなコメディにできるかもねとは思います。映像にするともうコメディの余地はほとんど無いんじゃなかろうか・・・。日本でも去年市村正親大竹しのぶ上演されております。
ま、ジョニー・デップファンとしては見とくしかない一本ではありますね。この七変化というか、とても同じ役者さんとは思えませんねぇ。歌も上手でしたよん。

新春

新年あけましておめでとうございます。
暮れに思わぬ事故に遭ってしまい、相変わらず不自由しております。よよよ。   そんな新年にあるまじき不景気な話を吹っ飛ばすべく、本日は劇団四季ライオンキング」を見てまいりました。実は実は実はっ!この舞台にはムスコのあかんぼ時代からの幼なじみの妹・Aちゃんが出演しているのですっ。             一昨年の夏、大学1年の時に四季の研究生オーデシヨンに合格、今回初舞台を踏むことになりました。ライオンキングは今年10年目のロングランでのべ出演者も多数、会場には「今日の出演者」が表示されます。                    Aちゃんの名前を確認してドキドキ。若干20才のスタートに立ち会うキブンです。
いよいよ幕が開き、ご存じな方はご存じなライオンキングのオープニング・・・。  私好みの衣装に美術、舞台上に現れるライオン、キリン、象、サイ、そしてガゼル。所狭しと華やかに繰り出す光景に「あぁ、四季だわ、ライオンキングだわ、Aちゃんの舞台だわ」と思ったら胸がいっぱいになってしまい、涙がぶわっっと噴き出してしまい。お隣の方はかなーり不審そうでございました。
でぜにの映画は見ておりましたが「あーゆー場面はどーすんのかなー」なところもなかなか面白い。そういうとこばかり目に付いてしまいました(笑)         大人向けの舞台ではありませんし「超大がかりな学芸会」という側面はありますが、ちいさな板の上でサバンナを表現しようとする意欲的な一見の価値ありの舞台でした。                                          ご興味おありの方はぜひ一度お運び下さいませ。

わかっちゃいたけど

皆様、ご心配いただきありがとうございます。
事故から5日。スネから指まで足の後ろ半分の型に固定させている。       動かさなければ痛みも出ないのでなんとかよちよちとやっている。相変わらずすさまじい色合いではあるが、ま、いずれ徐々に引いていくことでしょう。買い物や掃除といった年末につきもののあれこれが出来ないのでむきーである。異常な空気を読み取って一緒にバタバタしていたにゃんずも、あきらめてふにゃーとしながら本を読む私を見て落ち着いた。                               ・・・・のはいいんですけど、ぐりこちゃんがやっかいである。彼女は3才を過ぎてもあかんぼ鳴きしては私を呼ぶ。気がつくとひとりになってたりすると大変である。 ぎんぽんは犬のようにくっついて歩くので、彼女ひとりが置き去りにされるのだ。 そして私を呼ぶ。
みーよんっ! みーよんっ! みーよんっ!
すんごくしつこい。迎えに行くまで鳴き続ける。
ごはんを全部食べただけ、でお利口呼ばわりされるような育て方をされている彼女。ひとりで私たちの所に来れば「ひとりで来られたね」と撫でられ。        今まではうるさく言われるとほいほいほいっと階段を降り、ひょいっと抱き上げて連れてくればよかったんですけどね。この足だもん。すげー面倒。甘やかし続けて3年、子育ての失敗のツケをしみじみと噛みしめる年末なのであります(涙)


 早く来るだのよー。

トリモモ〜!

昨日はクリスマス・イヴ。鶏好きなわたし、トリモモ焼こうっとマリネしとく。     夕方近所に用足しいろいろ出かけたのですが、交通事故に逢っちゃいましたー。 こちらは自転車で歩道走行中、駐車場から出てきた車に接触してしまいました。 スピードは出ていなかったものの、相手は車、車道に投げ出されて転倒!    いやー、別の車に轢かれたりしなくてよかったですぅぅ。とても立てる状態じゃなかったので救急車で病院へ。オットとムスコもすぐ現場に来てくれました。      ふたりともお休みの日でこれまた不幸中の幸いなり。左側を強打し、特に足首は腫れ上がってきたので「うげー、折れてるか〜?」とビビリましたが、幸い打撲。 レントゲンで多少骨片らしきものが写ってたけど、ま、大丈夫でしょう。       それでもしばらく足をつけるのは無理ってカンジなので、松葉杖登場。       うちにはね、あるのよ、松葉杖が。私の靱帯断裂にムスコの靱帯損傷で活躍した松葉杖が三たびの登場です。病院と警察が終わる頃にはとっくに夕食時。トリモモ〜と叫びましたが、とても料理は出来ずお寿司になりました。しくしく。       しばらくおとなしくDVD鑑賞と読書に励みますわ。

いたそーねー。

親バカです

じぶんちの子がかわいい。                                自分が産んだ人間のコドモもわんこもにゃんこも「うちのこ」がかわいい。     わたしのにゃんず主演のぎんぐり劇場もそうだけど、およその猫blog、犬blog、そしてもちろん子育てblogでも「うちのこ」をとてもとても愛していて大切にしている。犬猫と人間はもちろん違うし、責任の重さは社会に送り出すという大きな使命を負う人間のコドモを育てる方がずっと重い。                         だけど「アイシテル」は犬猫と人間の子と変わんないですね。「命」を預かる重さは変わらないし。それで何が言いたいかっていうと、そういうblog見るのってほんと顔がほころんじゃうってこと。だれかがだれかをアイシテルって全く知らない人たちの人生だとしても、いいもんです。うんうん、大切にしようね、お互いに、って気持ちになります。「うちのこ」だけじゃなくて、なるたけみんなで幸せになりたいな、て。アイシテルがわかったからこそよそんちの子も同じように可愛くなるってことあるんじゃないかなぁ。見苦しい親バカもありますけどね(笑)
今年もあとわずか。風邪引かないようにガンバリマショー。


ボツになった年賀状写真

愛されるワケ

この秋、円谷プロダクションが経営難から映像制作会社の傘下に入ったというニュースを耳にされた方も多いでしょう。 引き受け手のTYOの記者説明会を聞いて特撮ファンはかなーりムカツイた。 以来ネットでは多くの意見が出ているが、私もそのひとり。遅ればせながら一言モノ申したい。

会見でのポイントは何より「コスト削減」である。経営難でのグループ入りなのだから当たり前の話ではある。「制作費がかさむのは何より手作りのミニチュア制作であり、戦闘シーンでの背景はCGを駆使する事で安価でしかも短時間に制作出来る」の主張も多少なりともわかる。ただし「リアルではないし『チャチさがいい』と言うのはオタク。あまりにも少数の異常な愛着にこだわってはいけない」ときたもんだ。

円谷のウルトラマンシリーズがかくも長きにわたってファンを獲得してきたひとつの要素をこうした一言の元に切って捨てるというのはどういうことか。「古き良き伝統」の名の下に新しい要素を何一つ取り入れない、と言うのは愚かな事だが、ファンがミニチュアの戦闘シーンや特撮を愛してきたのは、決してただのオタク思考でもなければノスタルジアでもない。これはひとつの文化のカタチであった。
スター・ウォーズが公開された1977年、CGのすばらしさは私を魅了した。こんな映画が作れるんだ、と言う衝撃とあの興奮は忘れられない。それとこれとは違うんじゃないかと思う。アナログ→デジタルが進化であり、古いモノは「時代遅れ」とする考えこそ視野が狭いんじゃないの。「チェブラーシカ」や「ミント」などのパペットアニメーションやノルシュタインの影絵など高い評価を受けているものも数多く、それは決して懐古趣味ではなく時代を超えて持つ普遍性に他ならない。

ウルトラマンシリーズに欠かせないソフビ人形。ぎんぐり劇場でもしばしば登場する怪獣たち。こども達は今も怪獣とウルトラマン、自分の家のミニカーやブロックを使って「ごっこ遊び」「見立て遊び」に興じる。まさにミニチュアでの特撮戦闘シーンである。新旧連綿と作り続けて来られたソフビ怪獣だが、オークションでの昭和時代の物はたいへんな高値がついている。これも「異様なオタク文化」とされるのだろうがそうではない。子供の頃への郷愁が無いわけではないが、当時の町工場の職人さんの金型から作り出された怪獣の、大きなデフォルメやポップな色彩の吹きつけ、いびつとも見える造形に、時にユーモラス、不気味さ、哀愁まで盛り込まれて魅力を放っているからだ。
ヒトの手による造形をなめてはいけない。特撮世界では「リアル」という価値がすべてをしのぐわけでもない。TYOには円谷プロが時代を超えて愛される作品を作り続けて来た事をどうか真摯に受け止めてもらいたいものである。

      

その日が来るまで

わたしのもうひとつのblogぎんぐり劇場にいつも来て下さっているNさん家のまりんちゃんが昨日亡くなりました。
Nさんの家の子になった時から下半身不随という大きなハンデを負って11年の生涯でした。この世では一度も会えなかったけれど、写真で拝見したまりんちゃんはハンデキャップなど全くわからないキレイなまっしろにゃんこ嬢。           褥瘡に悩みますとお書きになっておられましたがみじんも感じられないお世話を なさっていました。
きっと今頃は虹の橋のたもとで走り回っている事でしょう。
あちらには私の知るヒトやわんにゃんがたくさんいます。飼い主さんが到着すると一緒に虹の橋を渡っていくのですが、私と友人達は「とにかくみんな揃うまで待とう」が合言葉です。ぐれちゃんもトトりんも早くに行ってしまったTさんも待ってるはずよ。みんなが揃ったらヒトもわんにゃんこもみんな集まって大宴会をするのです。
まりんちゃんがいたら
「こんにちわ、はじめまして。まりんちゃんね。美人さんねぇぇ、ダッコしてもいーい?」
「はぁーい」
そうして後から来る人たちを待ちながらお昼寝したり遊んだりするんです。

おとぎ話と言わば言え、笑わば笑え。                          この地上で奇跡のように巡り会えた絆は決して決して消える事はありません。  愛は決して減りません。

いつか必ず私もそこに行きます。
まりんちゃん、シャーッとか言わないでよー。抱っこさせてね。